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YA・WA・RA・!創作小説「バルセロナへ」第15話「はじめ!!」


YA・WA・RA・! 創作小説「バルセロナへ」

どうも、、
ジョーです。

たっ!
大変にご無沙汰です。

もし、
続編待たれている方が
居ましたら・・・

深くお詫び致します。

そして、
やっと更新する事が出来ました。

ペコリ
m(ーー)m 

申し訳ございませんでした。



今回は、
2次小説の
第15話を掲載します。

そしてお願い事が
・・・

2次小説ですので
 
・原作者様、出版社様とは一切関係ありません。
・無断転写、複製、パクり禁止でお願いします。
・あくまでもフィクションです。
・小説内の名称は、実在のものとは関係ありません。
・誹謗、中傷はご遠慮下さい。

ご理解の程よろしくお願い致します。


では、
小説スタートです。

◆◆◆

第15話 「はじめ!!」

”フゥ~”

ゆっくりとした
息が吐かれていく。

そして、
少し間を置き・・・

今度は
鼻からゆっくりと
息を吸い・・・

またゆっくりと
吐いてゆく。

”フゥ~”

猪熊柔は
何度も何度も
繰り返していた。

柔は、
ただ一人。

大きな控え室で
佇んでいる。

彼女は間もなく、
“花園富士子”との試合を
迎えようとしていた。

そのために、
今出来ること。

荒ぶる気持ちを
整えるべく
鎮座している。

どのくらい、
時間が流れたのか?

しかし、
我が心の拠り所は
既に決まっている
・・・

そして何気なく、
視線をドアの向こう側へ
送った。

その先にある控室。

今そこには間違いなく
対戦相手がいる。

「富士子さん
 ・・・」

柔の唇が
静かに囁いた
・・・

◇◇◇


この試合は、
誰も望んでは
いなかった。

柔の祖父、
“猪熊滋悟郎”の策略で
決まってしまった。

柔にも蟠りが
無いわけではない。

しかし
・・・

昨日、
あの親友が・・・

あの富士子が
見せた眼。

柔を鋭く見詰める
一心不乱な瞳。

「あの眼は・・・

 あの富士子さんが、
 私に・・・

 私に、
 挑んでくる。

 一人の
 柔道家として。

 ・・・」

柔は、
腿に添えている手を
握った!

”何だろう?”

黒い何かが
柔の胸深く
襲ってくる。

「あの“お爺ちゃん”が
 無策で試合を組む訳がない!」

昨日から時折、
柔を苦しめる
“猪熊滋悟郎”の影。

「だっ、

 だけど、
 私も・・・

 私も、
 “柔道”から
 逃げるわけには
 いかない。」

柔の目線が
厳しく攻める。

「そう。

 私は、
 ・・・

 “柔道”を
 ・・・

 やり続けると
 決めたから
 ・・・」

力強く握った右手を
柔は胸に当てた。

彼女の決意。

いつもの様に
試合に望むだけ
・・・

しかし、
なぜか?

まだ“不安”が
襲ってくる。

柔は、
そう~

瞳を閉じる。

そして
・・・

胸の
奥深くにある“光”

その”光”に
すがる様に
強く願った。

「松田・・・

 さん・・・」

今度は
なお強く念じる。

「松田さん、
 ・・・

 どうか。

 どうか、
 勇気を。

 私に
 勇気を下さい
 ・・・

 松田さん
 ・・・

 お願いします。」

柔の
より深い祈りは
続く・・・


◇◇◇


「い!い!な!
 ノッポの姉ちゃん!!

 ワシの言った通りにすれば
 お前は、あの!

 あの“猪熊柔”に
 勝てるはずじゃ!!

 分かったな!」

「はっ、
 はい!!」

花園富士子の控え室では
鬼才“猪熊滋悟郎”から
熱い指導が続いていた。

“だっ、
 だけど
 ・・・

 本当に
 ・・・

 あの猪熊さんに
 ・・・

 私の‘技’が
 決まるのかしら?”

滋悟郎の圧力に押されて
試合を申し込んでしまった・・・

その時の意気込みは
今だ富士子を
奮い立たせている。

しかし、
・・・

今だ富士子の奥で
”不安の影”は
拭い切れていなかった。

なぜなら、
富士子自身。

柔道を
始めてからは
・・・

“柔”の凄さは
心底感じていた。

滋悟郎のアドバイスを
椅子に座りながら
聞いていた富士子。

でも・・・

やはり・・・

黙々と臆病さが
広がり始めていた。

顔を上げ
視線をそのまた上に
上げていく・・・

「どっ、
 どうしよう
 ・・・

 何だか、
 逃げ出したく
 ・・・」

だが視線の先に
鬼が顔を覗かせた!

「ひぃ、
 ヒィイイイイイイ!」

『お主、
 ・・・

 また、
 ”弱気の虫”が
 出ているのでは
 ないじゃろうな?』

いつの間に?

別椅子にのって
富士子の顔を
覗き込んできた。

『もう、
 ぐずぐずするな!!

 よいな!

 これから
 相手するのは
 世界一の柔道家じゃ。

 そんなやつは、
 そうはおるまい。

 なんせ、
 このワシが鍛えたからな。

 グッハハハハ』

富士子の冷たい視線が
容赦なく滋悟郎を襲った。

『ゴォッホン!

 だがな
 ・・・

 奴とて、
 人間!

 今ワシの言う通りにすれば
 勝てる可能性がある!

 しかも、
 あの最強と名高い
 柔道家にじゃ。」

富士子は、
滋悟郎の話に
聞き入っていた。

「さぁ~立て!
 
 ノッポの姉ちゃんよ。

 今こそ、
 お前の柔道魂を
 彼奴にぶつけるのじゃ!!」

『はっ、
 ハイ!!!』

勢いよく立ち上がった富士子は
椅子に立つ滋悟郎を越した
・・・

“たっ、
 高い!!

 さっ、
 さすがノッポの・・・”


◇◇◇


「おっ、
 おい!!

 出てきたぞ!


 二人が
 出てきたぞ!」

どこから、
ともなく声が上がった。

道場奧から先に
“花園富士子”が!

そして、
後から
“猪熊柔”が
順に出てくる。

道場内には
二人の対決を見たく
沢山の観客が来ていた。

オリンピック関係者だけでなく、
”オフレコ”を条件に入ってきた
マスコミ関係者大多数・・・

二人が入場した時に
発生した“どよめき”は
なおも場内を響かせた!

「やっ、
 柔さん・・・」

少し離れたところから松田は
見ていた。

”やはり、
 二人は戦うのか?

 たしかに、
 観てみたい対戦カード!

 注目の一戦だが・・・”

二人をよく知る松田。

彼自身も
拭いきれない暗い霧が
立ち込めている。

その中でも
柔の事を気遣うと
辛かった。

”そっ!
 それでも俺は・・・

 ’柔さん’を
 応援すると決めたんだ!!”

松田は、
声を張り上げた!

「やっ、
 柔さん!

 頑張れ!!」

両手を添えて
なお力を込めた。

「頑張れ!!

 柔さん!!」

松田の一際高い声が
会場に響いた。

◇◇◇

「えっ?」

柔は、
確かに聞こえた?

いや、
それ以上に”その声”は
彼女の総てを包んだ!

そして、
中央に進もうとした
柔の足を止めた!

その声の方を
振り向かずには
いられなかった!

「まっ、
 松田さん!!」

小さく
彼女の声が洩れた。

柔にはハッキリと
声の主をとらえている。

”松田さんが!

 松田さんがいる!!”

柔は、
彼を見詰めた。

安らぎが、
彼女を包み・・・

それと同時に、
柔の心にあった黒い靄が
消えていくのがわかった。

”私が
 柔道を続けると
 決めた意味!”

そして、
心の芯から
わき上がる闘志。

その勇気が、
広がっていく。

「よし!」

柔は、
自らの頬を張った!

◇◇◇

中央に歩を進め、
向かい合った二人。

僅ながらの夕凪が
訪れている。

もう、
間もなく試合が・・・

周りも
最高潮の緊張で
正面を見あった!

柔も
富士子も
互いの目を見据えている。

今は
オリンピックの影もなく
この試合に集中するのみ。

主審が、
大きく右手を
挙げた。

二人は互いを
見あった。

”勝負!”

二人の気持ちが
重なり合う!!

そして、
主審の声が
重たい空気を
切り裂き
力強く右手を
降ろした!

「はじめ!!」

二人の幕が
今!此処に
上がった・・・


~続く~
 

ご拝読、
ありがとうございます。

お願いがあります。・・・
ぜひ、
“ランキング”と




“拍手”の
”ポチッ”を何卒
よろしくお願い致します。

またまた
続けていきます。

もし、
よろしかったら、
ご感想なども
何卒、

よろしくお願い申し上げます。

m(ーー)m 

それでは、
みなさん、

See you next time.
  (^^)/

YA・WA・RA・!創作小説「バルセロナへ」第15話「はじめ!!」




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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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